09-10 温泉スキー 孫六温泉編

スキーはいつもの田沢湖スキー場でパウダーを食らう

飛び石連休の中日、12/febに今シーズンの温泉スキーに行ってきた。スキーはいつもの田沢湖スキー場へその後は秘湯「孫六温泉」へと行ってみた。

 

天気が良い日が2・3日続いて、ゲレンデはガリガリでパウダーは期待できないであろうと思っていたが、以外や以外、パックされた上にうっすらと15cm程度のフレッシュパウダーが積もっていた。

 

今回のスキーチョイスはCYCHOsweetG+kei-skiRG。最初はCYCHOsweetGで。ウィークデーでパウダーも見込めなと思い、ゆっくりと始動したため黒森のファーストトラックは頂けなかったが、5番目ぐらいを頂く。ファットスキーを履いている輩はいないらしく、皆さんコースを刻んでくるが、ワタクシはいつも通り爆走。出来るだけ曲がらず、出来るだけハイスピードでショートターンのトラックの更に上に大きくトラックを刻む。まだ刻まれていない箇所を発見し、トラックを刻んだところはPhoto1。(手ぼけで旨くなぞれませんでした)

次はカーヴィングを楽しむ

黒森、第3と一通り刻んだところで10:30。ここでCYCHOsweetGからkei-skiRGへチェンジ。CYCHOsweetGは190cmなのにkei-skiRGの方が長く感じるのは、有効エッジの長さが違うため。(CYCHOsweetGは土の子ヘッドのため、有効エッジは160cm程度)それに、ファットスキーを履いてばかりだったで、GS用のスキーだと細すぎて心細い。しかし、何というグリップ感。どんなにスピードを出しても傾いてもグイグイ曲がる。まさにオンザレール。しばらく銀2でカーヴィングを楽しむ。

スキーの次は温泉で「孫六温泉」

スキーは12:00に終了して、ランチを食べた後、二つ目の目的である温泉へと向かう。

 

前から気になっていた温泉、それは乳頭温泉郷にある「孫六温泉」である。V70XCを田沢湖スキー場から乳頭温泉郷へと向ける。天気が良いこともあって、道中の道路には雪はあまりない。行き止まりの「蟹場温泉」の一つ前に「大釜温泉」がある。そこの間に車が一台通れる雪壁の道があるので、右に曲がりわずかに進むと車が2〜3台置けるスペースがあったのでそこにV70XCをデポ。ここからは再びウェアを着込み雪の回廊を歩くこと15分で、雪の中から目的の「孫六温泉」に到着した。

 

受付の前にヒゲのゲストがテレマークの雪を払っていたので、どこまで行ったか尋ねてみたら一本松までとのこと。そこには温泉が湧き出ていて小さい湯船があり入って来たが、夏と違い川が流れていないため温度調節ができなく、湯は熱いは上半身は寒いはで、どちらも天国?地獄?だったらしいが、それをとても楽しそうに話してくれた。

 

入浴料500円を受付に払い、温泉場へ向かう。露天風呂がある建物と、内風呂のみの二カ所あって、当然露天風呂を選択した。そこは入り口だけ男女別で、中に入ると混浴であったが先客は誰もいない。内風呂をスルーして露天風呂へ直行すると、大小二つの露天風呂があった。冷えた体には、手前は熱く、奥の風呂へどっぷりとつかった。あぁぁぁ、気持ちが良い。周りは雪に囲まれ、非常に趣がある露天風呂である。個人的には大人数で賑わう「鶴の湯」よりも、雪の回廊をトボトボ歩いて雪の中にある露天風呂を持つ、この「孫六温泉」の方が良いと感じる。雪の回廊を歩くことにより、だんだんと気分が高まり、ポッコリと雪の中にある孫六温泉を発見した時、ボルテージは最高超に達する。この不便さが秘湯ムードを盛り上げる効果をもたらしている。

 

温泉を楽しみ、ふと風景に目をやると目の前には良さげな斜面が広がっていることに気づく。確かに距離は短いが沢に滑り込むちょっと急斜面。沢に沿ってトラックを順序に刻んでみても良さげである。しかし、登り返しがシンドそうだったりするが、ためしてみる価値はあると思う。
目の前に広がる斜面に思いを巡らせていたら、女性客の声が聞こえ、自分が入っているのが見えたらサッサといなくなってしまい、再び一人となり十分に温泉を楽しんだ。

 

やっぱり、スキーの後は温泉。できればこれにプラスお酒があれば、より満足度が深くなること間違いない。

 

2月号のスキージャーナルに掲載している”テレマーク漫遊記”に「御生掛温泉は人間をダメにする温泉」と書いていたが、ここも間違いなく「人間をダメにする温泉」だ。・・・湯治部があり自炊ができ、電気は自家発電でテレビはないし、携帯電話も当然圏外。裏山は乳頭山へ続くバックカントリーエリアが広がっていて、そこいら中パウダー滑り放題だし、戻っては温泉とお酒の繰り返し。眠くなるまで飲んで後は眠るだけ。朝起きると、前日のトラックはリセットされていて、朝飯前にパウダーを頂き、朝風呂を浴びて飯を食らう。そして再びバックカントリーへ繰り出す・・・こんな夢のようなシュチュエーションが可能な場所。多分、受け付けであったテレのヒゲのゲストはこんな生活を何日かしているらしいニオイがした。

 

何とも羨ましい限り。早く自分もそちら側へ行きたいものだ。

 

自家発電であるここにも時代の波はやってきていて、実はwebカメラが付いていて時の様子をライブで見ることが出来たりするし、街灯の明かりはエコ電球の蛍光灯が付いていたりする。しかしなぜか自炊部の部屋にはコンセントが無いという噂。そこは昔ながらを守っていたりする秘湯「孫六温泉」である。

 

 

余計なものは

何もない

この清々しさに

心まで笑っている

あぁ これなんだよ

探していたのは・・・

           【孫六温泉パンフレットより抜粋】 

 
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