10-11 小安温泉スキー場でもパウダー大当たり

毎日毎日よく降る

毎日毎日よく降ります、雪が。おかげさまでパウダーヒット率は高く、ほぼ間違いなく食べる事ができています。反面、雪寄せや雪下ろしは大変ですけど。。。

 

30/jan/2011 今日は、チャレンジングな斜面のある小安温泉スキー場へ行ってきた。過去ログから前回行ったのは2年前のちょうどこの頃で、雪が少ない年であったらしく、ガリガリの上にさらっと5cmの積雪だけでかなりリスキーだったことが伺えたが、今年は前段で書いたとおり、幸い恵まれ過ぎたくらいの雪が降ったので、あの斜面がバフバフなことを想像しながら雪の壁がルーフボックスを積んでいるV70XCよりも高くなっている道路を急いだ。

ニヤリ

バスの後ろになったり、視界が悪かったりで約1時間半の8:30にで到着。営業は9:00からであるが、駐車場にはスキー場関係者と思しき車しか見当たらない。本日の目指すコースはリフト左脇の非圧雪コースであるチャレンジコース。圧雪との境目が段になっているのが見える。思わず一人ニヤリ。本日は日曜日であるし、土曜日ほど積もらなかったので前日のトラックが見えるが、連日の寒波と降雪により雪の感触は柔らかいと思われる。昨日が大当たりで今日は当たりぐらいか?

いきなり雪まみれ

パトロールの確認が取れたあとのリフトに乗り込み、チャンピオンコースをリフトの上から念入りにリサーチ。そういえばリフト係りの人が言うには「毎日の寒気と降雪のため、トラックは残っているが、下の方もそれほど硬くはない」とのこと。時には雪崩れることがある斜面であるチャンピオンコース、幸い雪崩れてはいないようだ。事前のリサーチで積雪235cmと量は間違いない。準備運動はリフトに乗るまでに済まし一気に滑り降りることができる準備はできていたので、リフトを降りたらすぐにチャンピオンコースにドロップ。最初の緩やかな斜面で雪質をチェックすると、モチっとした程よい雪質で、リフト係りが言ったように下もそれほど硬くはなく、底なしではないため結構スキーが走るようだ。緩斜面から急斜面へと落ち込んだら、避けられない大きなギャップを発見し、そこでジャンプするが、思ったより飛ばされて、着地が腰にくる。そこからはスピードに乗せて縦に長いロングをメイク。スピードがあるのと、雪が深いため、沈み込むとオーバーヘッドの所もあり、乗り場についたら、いきなりビーニーの上まで雪まみれとなった。後は他の人に滑られる前にトラックを刻み込んでやろうと、とにかく滑りまくった。

ポテンシャル高し

簡単にチャンピオンコースを解説すると、上の1/4は緩斜面で途中道路後がこれでもかと横たわっているため、そこでジャンプ又はドスッと衝撃を感じる。そこからは結構な急斜面となるが、コース2/4地点で大きなギャップと深い筋が横切るため、飛ぶかドスッを選ぶことになる。自分的には、ドスッでスキーが外れて転ぶよりも、思ったよりも飛ばされるほうが浮遊間も感じれるのでギャップがよろしい。

 

2/4以降は比較的フラットな斜面が続き、高速ロングをメイクできる。ちなみに、コースの左右ではこの限りではなく、上から見て右が簡単で左に行くほど条件が厳しくなり変化に富むコースとなっている。当然自分は左側が好み!何度となく飛ばされ転びそうになるが、そこのバランスがハイスピードのなかで楽しめるところが良い。だんだんとトラックが刻まれてくるとガタガタくるが、膝と股関節を柔らかく使いハイスピードで滑るところが良い。普通で腰、大きく倒し込んでターンをするとフェースショットがあるところが良いetc。

 

ある程度チャンピオンコースにトラックを刻んだ後は、リフトの右側にある林を頂いてみた。ここは誰も入った形跡が無いのでとにかく雪が深い!それに斜度それなりにあるしウネリもあるので、潜っては浮いてくる3D感覚が楽しめるナイスな場所であった。林は木が密集しているところもあるので注意が必要ではあるが、とにかく雪が深いので、これまた一人で声が出てしまう。ここも5回はトラックを刻んだ。

 

上から滑り降りるととにかく雪まみれ。小安温泉スキー場は、リフト1基とロープがあるだけの一見ショボいスキー場に見えるが、見かけによらず中々どうしてポテンシャルが高い良いスキー場である。

暴走者

途中、休憩のためにレストハウスでクッキーを食べていたら、ローカル(小学生)の話がこんな会話をしているのが聞こえてきた。

 

「あの暴走者の後をついて行ったら、えらい目にあった」

とのこと。

 

よくよく背中の会話を聞いて見ると、どうもそいつは自分っぽい。確かに上の1/4はチョッカりその後も飛んだり縦に長いロングで斜面を何度も何度も駆け下りてましたが、暴走者とは!!

 

お褒めのお言葉を頂きありがとうございます。


結局9:00〜12:30(休憩15分)までほぼ休まず滑って大満足な小安温泉スキー場となった。お客は、親子スキー教室のローカル(小学生)が30人ほどか。チャンピオンコースは自分が95パーセントトラックを刻んだ。幸か不幸かパウダー狙いはボーダーもスキーヤーも誰もいないスキー場で、思う存分にパウダーを楽しめるスキー場である故、パウダー争奪戦のあるメジャースキー場へは行かなくて良いような気がしてきた。ってゆうよりも湯沢市営スキー場(2〜3箇所)共通シーズン券価格\20、000が魅力的に思えてきた。いずれもリフト1基とロープがあるだけの差とスキー場ではありますけど。。。

太郎兵衛旅館で湯につかる

昼食後は、温泉へ向う計画だ。前回は阿部旅館に行ったが今回は一度行ってみたかった「太郎兵衛旅館」。入浴料は\500でビジターは内風呂のみの使用と入り口に張り紙がある。早速¥500払い内風呂を覗く前に、露天風呂を確認しようと廊下を奥へ進と一度外へ出る為に外出着「どんぶく」とブーツの「長ぐつ」が用意されている。流石に見る為だけに行くのは気が引けたので、注意書きの通りに内風呂だけとし、露天風呂は宿泊することができるかわからないがその時の楽しみに取っておこう。

 

内風呂は石造りの湯船と太いハリがよく見える吹き抜け作りでなんか気持ちが良い。時間が昼食どきのためか、お客は自分一人で大きな風呂を独り占め。お湯がトクトクと溢れ出す音しか聞こえない。泉質は無着色無臭でぬるめのお湯加減。ざぶっとお湯につかると冷えた体に暖かいお湯がしみてくる。

 

ふぅぅぅ〜

 

思わず声が出た。本当に静かで、窓から見える雪の降りざまも、なかなか趣がある。あの大量の雪が家にこれでもかと降るのを考える興ざめするが、今はリゾート中。湯船から立ち上る湯気と一緒に俗世の考えも立ち消えてしまった・・・

帰り道ノートラックの斜面を発見

風呂を楽しんで、帰路へ付いていたところ、湯沢市街地で魅力的なノートラックの斜面を発見した。よく見るとその斜面の上部近くまで圧雪がしているのでスキー場か?道路には古ぼけた湯沢スキー場の看板があったので、とりあえず近くまで行ってみた。時間は14:30であるし、風呂も入ってしまったので、あえて滑ることはしなかったが、シングルリフト1基だけのローカルスキー場。人もまばらであるが、道路からノートラックに見えた斜面には4〜5本のトラックが気持ちよさそうに着いているだけで、まだまだパウダーは有り余っているようだ。リフト券発売所のおじさんに聞いたところ、

 

「昔は最上部まではリフトは掛かっていたが、今はない。行くとすれば徒歩40分ぐらい」

 

とのこと。行ってはダメとも言わず、道は付いていないとは言われたが・・・これは、是非次に来なければ行けないスキー場である。マジで手つかずのおいしい斜面がそこにはあるから。そういえば、昨年田沢湖スキー場のリフトで一緒になったテレマーカーから、

 

「湯沢スキー場がベースで滑っているが、昼飯食いにウチ返ってからまた来てもパウダーは残っている争奪戦のないスキー場」

 

とは聞いていたが、本当だったとは・・・うふふ。

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