13-14 鳥海山を滑る(5年ぶり) 

実に5年ぶりの鳥海山

2014/may/3 

今年の連休は久しぶりに鳥海山を滑ってきた。いつぶりかと過去ログを調べたところ、2009年4月30日以来であったので実に5年ぶりの鳥海山。

なかなか体力的にもメンタル的にも乗らないお年頃となったが、休みと天気とオレの都合を合わせて、5/3に決行。

 

天気予報は午前中は良く午後から崩れるとのこと。早めの行動が吉であるが、横手をV70XCで出発したのがAM7:00頃。後輩の実家のある羽後町経由で行ったら2時間かからず祓川に到着。さすがに横手は雪がなくなったが羽後町仙道地区は所どころ雪がありびっくり。また、祓川前の途雪の壁は今年の降雪から雪の壁が結構高くなっていたところもあった。上の駐車場は全く駐車スペースがないほどの混雑だったので広く使える下の駐車場に止めた。そこの駐車は10台程度であった。

行けるところまで

身支度を整え、ハイクアップ開始はAM9:30。今回はポケロケ+トレッカー+シール+factor130。バックパックはオスプレーatomos25の中身は水1.3L(飲料用:800ml+調理用:500ml)、カップラーメン、おにぎり2コ、バーナー、バナナ1本、行動食(あめ+バナナチップ)と最小限とした。

 

バックパックはそれほど重くないが、3/9の岩手八幡平から滑っていないので、天気よりも体力が保つかどうかが一番の懸念材料。目の前の鳥海山は雄大で距離感が麻痺。5年前の過去ログを見たらひたすら「どうして登るのか?」「どこで止めるのか?」を自問自答しながらのハイクであったことから、今回は単独行動なのと燃え尽きてはいけないこと(連休の家族でお出かけ)から、「ピークハントに拘らず行けるところまで戦法」で望んだ。

 

雪質は気温が高いことからカチカチではないので滑りやすそうなザラメ雪。結構暑いような感じだったのでアンダー+フリーズで登った。日差しと照り返しでやけどのように日焼けするので、日焼け止めは念入りに塗り込み、リップクリームもUVカットをチョイスで万全の体制。直前にはツアーで来ている10人ぐらいの団体がいたので、それをペースメーカーとしてハイク。しかし、日頃のなまくらな生活がたたり最初の壁に向かったところですでに疲労感を覚えるも、だんだん体が慣れてくることを期待しながら歩を進めた。

故障

左側からエントリーし、避難小屋まで半分のところで右足かがとの擦れ+再び左足小指付け根が圧迫による激痛と疲労と重なり、足を運ぶのが苦痛で仕方がなくなってきた。右側ブーツを抜いてみたらくるぶし下に靴擦れで1cm程度の水ぶくれとなっていた。靴擦れ対策として絆創膏を各所に貼り付けてきたが、それの及ばないところであった。そこで影響のないところから絆創膏を貼り直し、再びハイク開始。しかし、結局は避難小屋の少し上の11:00で足の痛みと疲れでハイク終了。

 

眼下の雄大な景色を楽しみながら、バナナ1本をかじってゆっくりと休憩し、シール等をバックパックへ片づけてブーツのバックルを締め直して滑走開始。雪質は所によりストップ雪の所もあったが概ね良好なザラメで気持ちの良い中斜面をしな〜と滑る。ほぼ2ヶ月ぶりのスキーイングであった。滑った時間は5分あるかないかぐらいか。でも、この時間からハイクを開始している人の横をなめらかなズレのミドルターンで滑る。やっぱりスキーは面白い。

無事駐車場に着き、それほど車は増えていないようだったので、回りに散らかしながら後かたづけし、バーナーで湯を沸かして鳥海山を眺めてカップ麺とおにぎりを食らう。おやつも食って満足となったところでV70XCの後部座席を倒してフルフラットとなったカーゴスペースで30分ほど、うたた寝。風邪の音がうるさくなってきたので目を開けると、さっきまで太陽が鳥海山を照らしていたのに山頂にはうっすらと雲がかかり、しまいには雨がぽつりぽつりと降ってきた。良い頃合いで止めたと思う。出なければガスって見えないし雨には当たるで散々だっただろう。

 

帰りはこれまた5年ぶりとなる「フォレスタ鳥海」でひとっ風呂を浴びた。日帰り入浴500円也。目の前に鳥海山が見える露天風呂が自慢の宿。

 

  • UVケア。今回は、5年前の教訓によると日焼け止めは欠かせないことから、念入りに顔と首に塗り込んできたので、風呂でもそれほどヒリヒリ感はなくOK。更に今回は追加でリップクリームもUVカット使用を使ったので、唇もOK。

 

×

  • 体力不足。
  • ハイドレーション(オメガリザーバ)が、やたらとビニール臭がして今回はパス。洗浄も含め妙案を探る。
  • 靴擦れ。擦れるところはテープあるいはバックルをもう少し締めて靴の中で足が遊ばないようにすることで解決するかもしれないが、左足小指付け根が圧迫されて痛みが出る解決策が分からない。冬期間2回もシェル出ししたが、それでも足りないのか?あるいは暖かくなって戻ってしまったのか?あるいは自分の足が大きくなったのか(暖かくなったから)?BDfactor130だからか?

 

今回で経験値3

羽後町仙道地区にはまだ雪がある 道の駅から眺める鳥海山 祓川へ向かう道 だんだん雪が見えてきた鳥海山への道 だんだん雪の壁が高くなる鳥海山への道 駐車場から見える鳥海山 下の祓川駐車場には10台ぐらいの車 鳥海山への道 鳥海山へ向かう先行のグループ 鳥海山の最初の壁で体力の限界を知る(鳥海山) バナナチップで補給(鳥海山) 八合目の避難小屋(鳥海山) そろそろ限界(鳥海山) 近くに見えるが遙か遠く(鳥海山) 振り返って眼下の白と緑(鳥海山) 下山し駐車場でランチ(鳥海山) 昼寝から目が覚めると天気は下り坂(鳥海山) フォレスタ鳥海へ向かう雪の壁(鳥海山) フォレスタ鳥海でひとっ風呂
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